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2014年05月02日

稜線

 夏も近づく八十八夜(5月2日)の頃、内湾や防波堤でキス(県内ではキスゴ)釣りの姿が見られるようになった。初秋へ至る頃までの産卵期にリール竿での投げ釣り姿も盛ん。
 キスは背ビレや尾ビレが少し大きくピンと張っていて、やや黄味をもつこの時期の魚体は流線型でたっぷりと量感もあり、釣り上げたときの手応えがたのしい。
 キスのヒレに塩を振って姿焼にすれば、いかにも初夏の魚らしくさわやかである。塩焼だけではなく天ぷらにもいける。
 しかし近頃は瀬戸内の沿岸環境の変化によりキス釣りのたのしみも色あせており7・8月の産卵期を禁漁にしている海域もあるという。
 キスは砂の中にいるゴカイ、イソメなどが餌だが前述のように沿岸の開発に伴って確保が少なくなり一部は輸入されているとか。
 釣キチの作家梅崎春生は随想に=日曜日になると防波堤はたくさんの人々でうずめられる。勤人、学生、それに子供連れの女性達も。これを突堤の常連が“素人衆”と呼んでいるようだが、本職の漁師から見れば両者ともに素人。魚釣りにうち込む熱情の差だけ=と書いている。
 ともあれ5月の海に釣りの潮騒はつづく。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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