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2014年05月17日

札の辻・21

 第19回中原中也賞は去る4月29日に主催の渡辺山口市長から、静岡県出身の詩人大崎清夏さんに贈られた。
 中也賞の選考委員は荒川洋治、高橋源一郎、佐々木幹郎、井坂洋子、蜂飼耳の詩人や作家達である。
 贈呈式とトークセッションのあと、市民会館小ホールでの記念パーティーがあり出席した。

 瓦が一枚はぐれました
 これから
 春の日の夕暮は
 無言ながら前進します
 自らの
 静脈管の中へです
   “山羊の歌”

 青春の騒乱を経てきた中也に諦観のあること、若い世代の出席が少ないことなど、例年参加の大和保男さんと話す。
 中也の諦観は湧き出る清冽な詩になっている。
 
 雨があがって風が吹く
 雲が流れる月かくす
 みなさん今夜は春の宵
 なまあったかい
 風が吹く。
  “在りし日の歌”

 孤独と愛と人生と青春の情感がにじむ。
 情感といえば中也記念館の中原館長と会場で話す、記念館に掲示されている一編の詩について、「菜の花畑で眠っているのは、赤ン坊ではないでしようか」は山口のゆたかな季節とやさしい情緒にあふれていると。
 中也の若い軌跡をたどりゆく一夜だった。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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