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2014年06月21日

カーテンを開けると

 朝、5時カーテンを開けると、サッと白い光が部屋に入ってくる。4分の3拍子の軽快なワルツで隅々までくまなく照らし始める。アッという間に6畳の古い部屋が輝いてくる。
 一番きれいなのは、棚の辺り。天井近くに棚が吊ってあり、その上にガラスのオブジェが並べてある。無色の三角や四角、八角形のやら、ただ細長い長方形を櫓のようにくみ上げたものなどが10個ばかりある。それに朝の光がワルツを踊りながら辿りつくと、そこは、一瞬にして虹色の世界となる。夜の間、無粋にただ沈黙していたオブジェたちが光に身を染め、自らも呼応して美しい光の色を放ち始める。机の上の鉛筆、珈琲カップには、陰影が現れる。彼等は、夜の間、机と一体化して気配を消し眠っていたのに、朝の光の中では、影までつけて主張している。おはよう、ワルツは楽しいわ、と言っている。色鉛筆なんてもうクルクル回っている。
 振り返ると窓の側の本たちは、背から光を受けるので、黒い影のままだ。並んだ本の隙間から光が通り抜けようとするのだけれど、重い辞書はワルツなんか踊れない。漫画本はもうすでにウキウキと身体を揺らしている。光が誘っている。
 毎朝、私は舞踏会を息をつめて眺める。私も一緒に踊り始める。幸せな一日でありますように。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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