サンデー山口

　バルサミコ酢の産地としても知られるイタリアの「美食都市」モデナ発祥のエスプレッソコーヒー、カフェ・カリアーリが、県内で初めてホテル松政（湯田温泉3）1階の「ラウンジ・カトレア」に登場する。
　提供されるカリアーリは、「濃くて苦い」エスプレッソのイメージとは違い、雑味やクセがなくまろやかで飲みやすいという。エスプレッソをはじめ、アメリカーノやカプチーノなどが450円から楽しめる。
　導入のきっかけは2～3年前、日本での総輸入元・山内交易の大野雅之氏と親交のある旅行代理店・ＪＴＢ中国四国の青木尚二社長が、同社の取引先のホテル松政に同コーヒーを紹介したこと。大野氏は、石見銀山（島根県）をカフェの本拠地とし、地域に根ざしたブランド展開を進めている。
　メーカーのカフェ・カリアーリ社は、1909年に創業。現地ではシェア90％以上を誇り、その魅力は「カリアーリ家の魔法」とさえ呼ばれている。98年の長野オリンピックでは、イタリアチームのオフィシャルコーヒーにも選ばれた。
　通常の利用に先駆け、8日（火）午前10時から午後2時まで試飲会が開かれる。カフェ・カリアーリの試飲のほか、豆子郎が提案する「コーヒーに合う」和菓子の試食、家庭用エスプレッソマシンやカリアーリ豆（スペローロ、グランデ）の販売、バリスタ・竹村慶賢氏のトークショーなどが予定されている。試飲会は予約不要で誰でも参加できる。
　「今後もラテアート教室などのイベントを開きたい」と担当の中村崇志さん。カフェは、毎日午前7時半から午後10時まで利用可能。詳細は、ホテル松政（TEL083－922－2000）へ。