サンデー山口

　本紙にてエッセー「おんなの目」を連載中の三好郁子さん。彼女が、自身のふるさと美祢市伊佐にある二神山を題材に創作した詩「再びの風」が、第9回「ふるさとの詩」（埼玉県羽生市主催）で優秀賞に輝いた。
　「ふるさとの詩」は、同市出身の詩人・太田玉茗を顕彰する目的で実施されている。毎回の応募作品の中から、太田玉茗賞（最優秀賞）1編、優秀賞5編などが選定されている。第6回中原中也賞を受賞したアーサー・ビナード氏も、第2回で最優秀賞を受賞した。
　今年1月末まで募集がなされた第9回のテーマは「ふるさとの『風』」。全国から745編が寄せられた中で、「再びの風」は、最優秀作品の最終候補3編の一つにも推された。三好さんは「一つの作品が日の目を見ることができた。『うれしい』のひと言です」と受賞を喜ぶ。