サンデー山口

　なんか、夏の初めって身体が骨がなくなったようにユラリユラリ揺れたり、筋肉がだらり、だらりしたりしますよね。…まだ夏の暑さにも慣れないし、身体を冷やすかき氷なんかもまだ食べないし、調子が出ませんよね。…あなたは、出ますか！　羨ましい。
　12年くらい通った小倉の文章教室も先月でやめました。小説家になりたい、と思って通ったわけではないですが、一作くらいちゃんとした作品を書きたいとは思っていました。でも、書けなかった。先生、出来の悪い生徒でゴメンナサイ。通っている間は、それでも小説みたいなものを書いて読んでもらっていた。だいたい皆勤。やめた理由は、諦めることも必要だと思ったのです。12年は長い時間でした。身仕舞いをする時です。
　暇になったし、身体がユラリユラリだらりだらりするので、楽しい本ばかり読んでました。
　伊藤比呂美の「閉経記」。えっ、本当！　嫌だわ、老齢になるとそんなになるの女性の身体って…私も老齢、自覚はないけど私もなってるかもしれない。ふーん、えっ、そんな…この欄には書けないんです。女の優しい秘密なんです。
　この本は女性への応援歌。私のだらりも本を読み終わる頃にはピンとなってきた。もう一度、挑戦しよう。書く事は好きだからもう一度。