サンデー山口

　山口市が推進する「協働によるまちづくり」に関する条例が施行されてから5年。これは、市民と行政、市民同士が連携を図るまちづくりを推奨するもの。市内21地域がそれぞれの特性や資源を生かしたまちづくりを実現しようと、お祭りの開催や史跡ガイドの作成のほか、子どもや高齢者の見守り、不法投棄対策など身近な生活課題の解決に取り組んでいる。
　こうした協働によるまちづくりについて、あらためて考えてもらおうという講演会が9月13日（土）に、山口グランドホテル（小郡黄金町）で開かれる。市の主催で、時間は午後6時から7時45分。聴講無料。
　講師は、コミュニティデザイナーで「スタジオ・エル」代表の山崎亮氏。地域の課題を地域に住む人たちが解決して、みんなが笑顔になる「まち」を形にする「コミュニティデザイン」に取り組んでいる。具体的には、全国でまちづくりのワークショップなど深くにかかわる。山崎氏の講演は人気が高く、通常「2年先まで予約でいっぱい」とされており、貴重な機会となりそうだ。
　当日は「人と人がつながるコミュニティデザインの時代」のテーマで講演。体験談を基に、人と人がつながる仕組みを「デザイン」する方法などを話す。市地域づくり支援センターは「地域の皆さんが『幸せを感じられるまち』づくりを、この機会にぜひ一緒に考えてほしい」と話す。
　聴講希望者は氏名（ふりがな）、郵便番号、住所、電話番号、参加人数を明記し、同センターへ電話（TEL083－934－2982・083－934－2983）、ファクス（083－934－2702）、メール（tiiki-c@city.yamaguchi.lg.jp）で申し込むこと。締め切りは、9月8日（月）。また、託児（無料）を希望する人は、同4日（木）までに予約が必要だ。