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2014年09月20日

「観光資源に利用しては?」 4年半の歴史 山口の軽便鉄道

「観光資源に利用しては?」 4年半の歴史 山口の軽便鉄道

 中河原町の山口公設市場および山口川端市場の跡地に「一の坂川交通交流広場(仮称)」が整備されることになり、現在工事が進められている。この施設は、川端市場跡の「交流イベント広場」、公設市場跡の「情報発信広場」、新亀山公園に隣接し市中河原駐車場などがある一帯の「ふれあい広場」で構成され、大内文化特定地域、パークロード一帯、中心商店街などへのアクセスならびに回遊性の向上に寄与すると期待されている。
 「ふれあい市場」が整備される場所には昔、軽便鉄道の「中河原停車場」があった。諸事情により、山陽鉄道が山口町をそれて三田尻(防府)~小郡~厚狭間を開通させたのが1900(明33)年のこと。その後、①1908(明41)年10月15日、大日本軌道会社山口支社が軽便鉄道の新町駅(小郡町新町)~湯田駅(湯田温泉観光案内所付近)間を、小郡街道と陸軍行軍道路を利用して開通②同年12月10日、湯田駅~山口駅(後の亀山駅、中電山口支店前付近)間を、田畑の中を道路併用の新軌道を建設し開通③翌年2月21日、新町駅~小郡駅(旧)まで延伸④1910(明43)年7月20日、亀山駅から中河原駅(後の山口駅)まで延伸⑤同年11月16日に旧小郡駅から「官鉄(=国鉄・JR)・山陽本線」の小郡駅(新山口駅)に接続、小郡駅(旧)廃止⑥1913(大2)年2月20日、「官鉄・山口線」小郡駅~山口駅が新規開通し、それに伴い軽便鉄道は廃業、との歴史をたどった。停車場は、小郡、津市、新町、仁保津、和田橋、大歳、湯田、讃井、亀山、山口の10カ所。
 毎月第一日曜に新亀山公園ふれあい広場で「山口フリーマーケット骨董市」の開催を続けている県リサイクル連合会の杉山光治さんは「終点だった中河原駅(山口駅)跡には簡易な案内看板が掲げられ、『ふれあい市場』にも新看板が予定されていますが、湯田温泉観光案内所や中電前にも、なんらかの記念碑や観光看板を設置すべきでは」と話す。さらに「松山市の『ぼっちゃん列車』や全国各地の『鉄道型バス』は大人気。山口市でも軽便鉄道デザインの「けん引型バス」を走らせれば、SLやまぐち号と合わせて新しい観光資源になるのでは」と提言もする。
 10月4日・5日に開催される「アートふる山口」において、軽便鉄道の展示が浜屋餅舗でされる。わずか4年半でその歴史に幕を閉じた山口の軽便鉄道。この秋、知識を深めてみては?


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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