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2014年10月18日

札の辻・21

 先日、山口市の菜香亭が移設十周年を迎えた日に、筑波大学教授齋藤泰嘉氏の卓話があった。
 齋藤教授は菜香亭の第3代齋藤幸兵衛の孫にあたる。
 明治初年、萩から山口へ藩庁が移ったとき、藩の接待料理支配人齋藤幸兵衛も山口に料亭を開業することになり維新事業に尽力した井上馨が、齋藤幸兵衛の名前を活用して菜香亭とし、その後3代幸兵衛には当時めずらしい西洋料理修得をすすめて、東京は上野の精養軒において2年間習業し、山口で西洋料理を出すようになり1897(明治30)年にはフランスのピリヴィ社製作の洋食器を整える。
 伊藤博文や山縣有朋が菜香亭でその頃めずらしい西洋料理やワインを楽しむこともできた。
 3代目の購入したフランス食器は純白で幾何学的なデザインが古典風の品格を持つ。
 齋藤教授の話は、菜香亭に関わる史的食文化が中心であった。
 かつて放送文化研究会が山口で開かれたとき、夕食会が菜香亭であり委員のひとりだった女優の藤村志保さんが、会席膳の輪島塗におどろいたので、当時の清子おごうさんが「まああなた器より料理はどねーだりますか、山口名物チシャもみでござります」と酌をし、一座が大笑いになったこともあった。
 “古き革袋に新しき酒を盛る”、菜香亭は市民文化の砦のひとつ。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(1)札の辻
この記事へのコメント

“古き革袋に新しき酒を盛る”と結ぶことに違和感を感じました。

新約聖書をお調べください。
Posted by 山 at 2014年10月21日 21:50
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