サンデー山口

　日本人拉致や核・ミサイル開発など、深刻な問題が横たわる日朝関係。そんな我が国の今後の対応などを考える講演会「最近の北朝鮮情勢と日本の対応」が、25日（土）に県総合保健会館で開かれる。県防衛協会（TEL083－922－1760）の主催で、時間は午後2時から3時半まで。入場無料で誰でも聴講できる。
　講師は朝鮮半島研究の第一人者、早稲田大国際教養学部の重村智計教授。重村氏は45（昭20）年、鹿児島県生まれで同大法学部卒。71（昭46）から約30年間、毎日新聞社に勤務し、ソウル、ワシントン特派員などを経て論説委員を務めた。02（平14）年の日朝首脳会談では「北朝鮮が全員の安否情報を出す」と唯一予測。金正日の影武者の存在も明らかにするなど、判断の的確さに定評がある。当日は韓国のジャーナリストや政府高官、政治家などの交友関係などから収集した話題を交えながら講演する。