2014年11月29日
札の辻・21
椹野川の河面を吹き抜ける風が、晩秋から初冬を感じさせるようになってきた。
山口盆地の晩秋は日本海側の曇り空と瀬戸内側のよく晴れた空に分けられる日が多い。
このように気象の差がハッキリするのは、季節風に海側と山際の差が生じるから。
この時季には冬の花が咲きはじめる。
山茶花は散っては咲きつづけるし、八ツ手の花には蜜をもとめてアブなどが群れる。梅の固い蕾はこれから寒くなる間、春を待って耐えるのでストイックな感じになるのだが、蕾に顔を寄せると、小枝に突き刺されている小型の昆虫やカエルなどの姿を見ておどろく、いわゆるモズの生ケニエである。
沖縄の選挙取材に行ってきた新聞社の友人から聞いた話。
沖縄では今頃セミが鳴いているという。ツクツクボウシの仲間で秋から初冬にかけて鳴くのだと聞いたらしい。
日本列島は長い。北海道から沖縄まで花も昆虫も四季を分けている。
紅葉、黄葉は低温刺激を受けるとはじまる。
山間部の紅葉最盛期は6度以下の気温に接してから20~25日後が目安といわれる。
駅通りのイチョウ並木や山大近くのケヤキ道路が完全な黄葉となるのは11度くらいか。
黄葉後20日程度で落葉期となって山口盆地は冬支度に入る。(鱧)
山口盆地の晩秋は日本海側の曇り空と瀬戸内側のよく晴れた空に分けられる日が多い。
このように気象の差がハッキリするのは、季節風に海側と山際の差が生じるから。
この時季には冬の花が咲きはじめる。
山茶花は散っては咲きつづけるし、八ツ手の花には蜜をもとめてアブなどが群れる。梅の固い蕾はこれから寒くなる間、春を待って耐えるのでストイックな感じになるのだが、蕾に顔を寄せると、小枝に突き刺されている小型の昆虫やカエルなどの姿を見ておどろく、いわゆるモズの生ケニエである。
沖縄の選挙取材に行ってきた新聞社の友人から聞いた話。
沖縄では今頃セミが鳴いているという。ツクツクボウシの仲間で秋から初冬にかけて鳴くのだと聞いたらしい。
日本列島は長い。北海道から沖縄まで花も昆虫も四季を分けている。
紅葉、黄葉は低温刺激を受けるとはじまる。
山間部の紅葉最盛期は6度以下の気温に接してから20~25日後が目安といわれる。
駅通りのイチョウ並木や山大近くのケヤキ道路が完全な黄葉となるのは11度くらいか。
黄葉後20日程度で落葉期となって山口盆地は冬支度に入る。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻