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2015年01月16日

稜線

 2月の立春前日まで約1カ月を寒の内又は寒中と呼び、寒空、寒雀、寒卵などと古くからの別称もある。
 以前は大寒となれば思わず身構えるようなこともあったが、昨今はエアコンや暖房器具の完備で、身にしみる寒さは無くなり、12月に入ってからは雪の日もたびたびあって、山口盆地を囲む連山の山頂も白く化粧した。
 その寒い雪の朝、カッカッカッと鳴きながら尾を上下に振るジョウビタキの姿を見るようになる。
 ジョウビタキには方言的な呼称も多い。ヒッカチ、ヒンカタ、ヒンコツ、ヒンコチ、ヒイカチなど似たような呼称が野鳥歳時記でわかる。
 ジョウビタキは毎年晩秋になると、北国の北朝鮮、中国北東部、シベリア南部の生息地から日本列島へと飛来してくる。
 ジョウビタキのカッカッという鳴き声は火打石を打ち合わせる音に似ているという古い話もある。マッチの無い時代には火打石が唯一の発火道具で、日常生活にもっとも密着した道具であり、その音にそっくりの鳴き声を出す野鳥が近くに来れば火焚と名づけたくなるのは当然であろう。
 ジョウビタキの繁殖地シベリアなどでは虫類を多く餌にするらしいが、日本で過ごす時期は晩秋、冬、早春で虫類は少ない。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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