アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 70人

店長情報 トップページ
店長情報

2015年01月30日

稜線

 日本が南極海で行ってきた調査捕鯨の停止を受けて、捕獲を避けた自主調査船が去る1月8日に下関漁港から出航した。
 出航したのは下関を母港とする勇新丸(724トン)と第2勇新丸(747トン)で、それに水産庁の監視船第2昭南丸(712トン)の3隻である。
 勇新丸と第2勇新丸は船首にあった捕鯨砲を今回は撤去していた。
 クジラは最大の哺乳動物であるが、形状から魚に似ているので古くから魚類に扱われてきた。
 世界的に捕鯨史をさかのぼるとヨーロッパやアメリカによる捕鯨は18、19世紀にかけて盛んに行われている。燃料用の鯨油を確保するためで、1853(嘉永6)年にはアメリカのペリー提督が黒船で浦賀に寄港した。燃料用のクジラを捕獲するため飲料水や食材を得ることによる。当時の鯨油は灯油、ローソクの素材として必要だったからで、石油が発掘される頃までつづけられた。当時日本ではクジラは食用としており、室町から江戸期にかけて日本独自の網取式漁法が考案されている。クジラ捕獲と食文化に貢献したのは和歌山、高知、山口、長崎、佐賀などで江戸期はクジラ料理が東京や大阪にも普及している。今回の調査を日本だけでなく世界のクジラ文化追求として見守りたい。(F)


同じカテゴリー(稜線)の記事
 稜線 (2019-06-28 00:00)
 稜線 (2019-06-21 00:00)
 稜線 (2019-06-14 00:00)
 稜線 (2019-06-07 00:00)
 稜線 (2019-05-31 00:00)
 稜線 (2019-05-24 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。