2015年04月03日
稜線
2月12日、米屋町(みずほ銀行駐車場入口横)に「ほたる広場」が完成。「一の坂川周辺地区」整備事業が、ひとまず終了した。
一の坂川では65(昭40)年から、氾濫予防の河川改修工事が順次進められた。下流の方から、川底を掘ってコンクリート3面張りに。結果風情は消え、ホタルの発育にも不適切な環境になってしまった。だが、住民の反対で一時工事は中断。上流の伊勢橋から亀山橋にかけての約570メートルは、石積みで草木も生えやすい、ホタル生息にも配慮された護岸として整備された。
その後、中下流域も、親水性、景観、生態系等に配慮した「街の顔となる川」に戻そうとの機運が高まり、95(平7)年に県が河川再生事業をスタート。12(平24)年度までに、亀山橋から千歳橋までの約460メートルが「ほたる護岸」として「再生」された。市も歩調を合わせ、両岸道路の整備を進めていった。
地域住民でつくる「一の坂川周辺地区ブロック協議会」(中野雅恵代表)は先月、00(平12)年以降の活動をまとめた冊子を発行した。読むと、勉強会等重ねて行政に整備構想を提言するなど、多くの人の情熱と努力があってこその結果だとわかる。今年は、この辺りで乱舞するホタルを、ぜひ観賞したい。(K)
一の坂川では65(昭40)年から、氾濫予防の河川改修工事が順次進められた。下流の方から、川底を掘ってコンクリート3面張りに。結果風情は消え、ホタルの発育にも不適切な環境になってしまった。だが、住民の反対で一時工事は中断。上流の伊勢橋から亀山橋にかけての約570メートルは、石積みで草木も生えやすい、ホタル生息にも配慮された護岸として整備された。
その後、中下流域も、親水性、景観、生態系等に配慮した「街の顔となる川」に戻そうとの機運が高まり、95(平7)年に県が河川再生事業をスタート。12(平24)年度までに、亀山橋から千歳橋までの約460メートルが「ほたる護岸」として「再生」された。市も歩調を合わせ、両岸道路の整備を進めていった。
地域住民でつくる「一の坂川周辺地区ブロック協議会」(中野雅恵代表)は先月、00(平12)年以降の活動をまとめた冊子を発行した。読むと、勉強会等重ねて行政に整備構想を提言するなど、多くの人の情熱と努力があってこその結果だとわかる。今年は、この辺りで乱舞するホタルを、ぜひ観賞したい。(K)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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