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2015年04月10日

稜線

 サクラの咲く頃、産卵期となったタイが豊後水道を北上し、瀬戸内沿岸近くに寄せてくるが、体色はホルモンの作用で淡紅色となってサクラダイと呼ばれ喜ばれる。
 しかしながら最近は沿岸地域の工場や住宅地区の排水汚染などで、タイの漁獲量は年々減少がつづいてゆく。
 暖かい外洋で冬を過ごしたタイは豊後水道を北上してくるのだが、サクラ咲く頃が最盛期となり、卵を持ちピンク色の肌に青い小斑点を輝かせ一年中でもっとも美しくなる。  
 その後、産卵を終える頃ともなれば肌色もがっくりと落ちて、ムギワラダイと呼ばれるようになり降り坂に向かう。
 タイは成魚に育つ頃は食欲も旺盛となって、エビ、イカナゴ、カイ類などを好み、水産試験場の調査によるとエサにする海魚は30種に及ぶとか。
 タイは日本でこそ魚族の王とされているが、ヨーロッパでは“貪欲な魚”と呼ばれている。
 関東の養殖場では給餌船が船板を叩くと、タイは給餌の合図かと群れ集まり条件反射の好例とされてきた。
 瀬戸内のタイは中・四国の内陸に囲まれ、前記のごとくエサの豊富なこと、見事な潮流にめぐまれていることが人気を呼んでいるとか。サクラダイの論より味覚。(F)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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