2015年04月25日
大河ドラマ「花燃ゆ」 もっと楽しむための情報を紹介
▲松下村塾
1月から放送が始まったNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。38年ぶりに県内が舞台となる大河ドラマだけに、県民の注目も高い。あす26日放送の第17話は、投獄された吉田寅次郎(松陰、伊勢谷友介)が江戸へ移され、詮議が始まる。一方萩では、松下村塾が閉鎖されて以来、離ればなれになった塾生が戻ってきて、文(井上真央)は…というストーリーだ。「花燃ゆ」をもっと楽しめる催しやサービスを紹介する。
文は吉田松陰の妹で、杉家の7人兄弟の四女として生まれた。杉家のすぐそばには、兄の松陰が主宰する松下村塾があり、高杉晋作や久坂玄瑞、伊藤博文ら多くの若者が、松陰のもとで学んだ。文は、兄を慕って集まる若者たちにかわいがられていた。
そして、文は松陰の門下生の一人・久坂と結婚するが、久坂は禁門の変(1864年)で自決。夫を亡くした文は毛利家に仕えることとなった。
その後、文は美和子と名を変え、亡き姉の夫であった群馬県令・楫取素彦と再婚。群馬の産業・教育の近代化に寄与した楫取は男爵となり、美和子は華族の妻として暮らしていく。晩年は、防府に居を移し、静かに過ごしたという。
ゆかりの地を巡る
萩市内には、ドラマの舞台となった史跡が数多く残っている。有名な松下村塾をはじめ、杉家の旧宅で海外渡航に失敗した松陰が一時謹慎生活を送っていた「吉田松陰幽囚ノ旧宅」、久坂玄瑞の誕生地や楫取素彦の旧宅跡など、物語に登場する人物ゆかりの地が点在している。また、防府市内には楫取夫妻の墓所(大楽寺)がある。
山口観光コンベンション協会(TEL083-933-0088)は、ゆかりの地などを巡るバスツアーを10月末までの毎週土曜日と大型連休、夏休み期間中に実施。山口市民は大人2千円で参加できる。
県立萩美術館・浦上記念館(TEL0838-24-2400)では、5月24日(日)まで、「花燃ゆ特別展」が開催されている。
志士になりきって大殿地区をお散歩
高杉晋作や久坂玄瑞をはじめ、多くの志士が往来した山口市の大殿地区。そんな由緒あるエリアを志士になりきって散策できる「やまぐち維新さんぽ」が開催中だ。両者をイメージした衣装などをレンタルできる「維新deコスプレ」は30分200円~で楽しめる。問い合わせは、大路ロビー(TEL083-920-9220)へ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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