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2015年05月01日

稜線

 「百聞は一見に如かず」。説明するまでもないが、「何度くり返し聞いても、一度でも実際に見ることには及ばない」という紀元前(前漢)の故事成語だ。
 今も本質は変わらないだろう。だが、19世紀に写真が発明されたことで、社会は大きく変容。世界中のモノ・コトを、現地に行かなくとも「一見」できるようになった。その後も、動画、映画・テレビ、インターネット、携帯電話などの開発によって、1人の人間が「一見」できる範囲は格段に広がっている。
 とはいえ、時代の一瞬を「切り取る」写真の力は、他メディアをまだ圧倒するように思う。県立美術館で始まった「篠山紀信展 写真力」で、そのことを再認識した。
 展示は「ゴッド」(鬼籍に入られた人々)、「スター」(すべての人々に知られる有名人)、「ボディー」(裸の肉体―美とエロスと闘い)、「スペクタクル」(私たちを異次元に連れ出す夢の世界)、「アクシデンツ」(東日本大震災で被災された人々の肖像)の5部門で構成。半世紀にわたる、各時代を象徴する歌手、俳優、作家、スポーツ選手たちの、大きく引き伸ばされた約110点が並ぶ。
 「過去」があたかも「現在」であるかのような異空間。身を置くと、確かに「写真力」を体感できた。(K)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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