サンデー山口

　県警本部地域課長から山口警察署長に着任。生活安全部での勤務が長く、振り込め詐欺やストーカー被害の撲滅に取り組んできた。「安全・安心を実感できる地域社会をつくりたい」と抱負を語る。警察官になったきっかけは「地元に貢献できる仕事に就きたかった」からという。
　犯罪を未然に防ぐためには県や市、ボランティアなどとの密接な連携が欠かせない。「何かおかしいと思ったら、すぐに警察に相談して」と呼びかける。
　警察大学校での「教授」経験もある。若い世代の印象は「レベルが高く、素直な人が多い。さらに長所を伸ばして育てていきたい」と笑う。
　休みの日に、歴史が感じられる寺社・仏閣を巡る散歩が趣味。「古いものが好きだが、新しいものにも興味がある」。今、本屋大賞の「鹿の王」に夢中だ。

57（昭32）年1月、美祢市生まれ。明治大法学部卒業後、79（昭54）年4月に山口県警採用。防府駅前派出所を皮切りに、徳山、宇部などの警察署で勤務。長男、長女は独立し、妻と2人暮らし。