2015年06月13日
札の辻・21
隅田川の河風に力士幟がはためく大相撲夏場所は、照ノ富士が健闘して新大関誕生となった。
ところで郷土力士の豊響に注目する。対嘉風から連敗のつづいた相撲は13日目の北太樹戦から3連勝し、来場所は幕内残留ができる星数となっている。
テレビ桟敷だが15日間全部にわたる豊響の相撲を観戦しつづけた。
突き押し一徹の相撲に見る魅力が、充分に発揮されない淋しさが匂う取口の日々は残念で、終盤3日の相撲にやっと彼らしさが見られた。
捲土重来の名古屋場所に期待する。
足の故障から休場明けの遠藤が後半善戦し6勝9敗としたのは天才的相撲の片鱗を見せた。負傷を完治させたい。
照ノ富士の大関昇進には三段2場所目でなく、もう1場所待つべきではないかという声も聞く。
重圧と戦う2カ月の忍耐が真の実力大関をつくる根源となるからと。
稀勢の里は辛勝も重ねて11勝したが、豪栄道は8勝6敗で休場し、琴奨菊はついに6勝9敗と負け越し来場所に再起を賭ける。
白鵬、日馬富士、鶴竜それに照ノ富士のモンゴル勢の独走に全力で向かう新進気鋭を待ちたい。
連日大入満員がつづいている。大相撲には古いことばで“江戸の大関より郷里の三段目”がある。魁傑、豊真将、豊響につづく県出身力士の台頭を待つや切。(鱧)
ところで郷土力士の豊響に注目する。対嘉風から連敗のつづいた相撲は13日目の北太樹戦から3連勝し、来場所は幕内残留ができる星数となっている。
テレビ桟敷だが15日間全部にわたる豊響の相撲を観戦しつづけた。
突き押し一徹の相撲に見る魅力が、充分に発揮されない淋しさが匂う取口の日々は残念で、終盤3日の相撲にやっと彼らしさが見られた。
捲土重来の名古屋場所に期待する。
足の故障から休場明けの遠藤が後半善戦し6勝9敗としたのは天才的相撲の片鱗を見せた。負傷を完治させたい。
照ノ富士の大関昇進には三段2場所目でなく、もう1場所待つべきではないかという声も聞く。
重圧と戦う2カ月の忍耐が真の実力大関をつくる根源となるからと。
稀勢の里は辛勝も重ねて11勝したが、豪栄道は8勝6敗で休場し、琴奨菊はついに6勝9敗と負け越し来場所に再起を賭ける。
白鵬、日馬富士、鶴竜それに照ノ富士のモンゴル勢の独走に全力で向かう新進気鋭を待ちたい。
連日大入満員がつづいている。大相撲には古いことばで“江戸の大関より郷里の三段目”がある。魁傑、豊真将、豊響につづく県出身力士の台頭を待つや切。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻