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2015年06月27日

札の辻・21

 神田川
 祭りの中を流れけり
     久保田万太郎
 各地で行われる夏季の神社祭礼を総称し夏祭りと呼び、俳句の季語としても祭囃子、祭太鼓、祭笛、祭笠、祭提灯などが並んでいる。
 夏祭りの代表的なものは、京都八坂神社の祇園祭りで、999(長保1)年にはじめられてから全国的にひろがる。
 山口八坂神社の祭礼は山口祇園会と称して1492(明応1)年に施行されたと、大内氏実録に大がかりな祭礼としても残されている。
 防長風土注進案によると、早朝から笛と鉾の行列は堂ノ前を発して祇園社に至り、楼門の前庭にて舞い鷺舞と呼称するとある。
 史都と呼ばれる山口の伝承的な夏の風物詩として今につづく。
 最近刊行された山口市の市史史料編民俗・金石文にも次の記事がある。
 山口祇園会は祭事進行の節、囃子物として山車と神事芸能鷺の舞が行われる。
 その支持母体は異にし山車が大町(大市・中市・米屋町の総称)と道場門前、つまり山口の町中中心勢力でもある商業者を支持基盤とするに対し、鷺の舞は職人層からなる堂ノ前を母体とした。
 両者は古き時代の通称でいえば石見街道をはさむ両側の町筋とされている。
 県内でも中心商店街の地盤沈下に悩む市があって祭りの夏は山口から。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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