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2015年09月02日

明治維新鴻業の発祥地、山口 ―詩酒愛すべし 美人憐れむべし―㉞ 【幕末歴史小説】 行雲流水 高杉晋作

明治維新鴻業の発祥地、山口 ―詩酒愛すべし 美人憐れむべし―㉞ 【幕末歴史小説】 行雲流水 高杉晋作
▲正慶院(徳地小古祖)

(8月26日付・松前了嗣さん寄稿の続き)

燈 火

 井上家を後にした晋作は、竪小路の古見嘉兵衛邸に身を寄せます。
 そして、10月27日午後、彼の元を、親戚の者が訪ねて来ました。
 「捕吏がお前を探しよる。早う逃げえ!」
 晋作は、刀の柄の先に油瓶をぶら下げ、頬かむり。田舎から町に買い物にやって来た神官を装います。
 こうして、萩往還を柊まで行くと、そこで武士の姿に早変わり。駕籠を走らせます。
 「生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし!」
 彼を乗せた駕籠は、やがて徳地に到着。そこには、奇兵隊軍監・山縣有朋の姿がありました。
 三田尻から移陣してきた彼らは、正慶院を本陣とし、周辺の数カ所の寺に分宿していました。
 晋作は、当日のことをこう記しています。
 「10月27日、賊官、余を縛せんとす。余、断然脱走し、奇隊(奇兵隊)の営に到る。山縣狂介誠心ら信切、余を留む。しこうして余もまた別に大志あり。勿々にして別れを告ぐ。時に夜すでに深し、燈火沈々、一首の誹歌を録して去る。ともし火の影細く見る今宵かな」
 ここで彼は、夜遅くまで今後の方策を協議。
 28日夜明け前、徳地を後にしました。
(続く。次回は9日付に掲載します)


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