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2015年09月09日

自立って

 女性5人で車に乗って山道を走っていたら、急に車が停まってしまった。中国山脈の中頃の山また山の峠道。幸いに路肩の広いスペースに停まったので他の車の走行を阻む心配はない。
 運転していたKさんが、原因を探っている。運転免許のない私は外を眺めているだけ。人の踏み入らない山の木々は猛々しく繁茂し、数メートル先はもう暗く黒い闇だ。怖い。
 もし、ここでこの車ごと60代後半の女性5人が誰かに拉致されてしまったら…どうなるか? ローマ時代の奴隷市場のような所に引き立てられそこで売られたらどうなるか?
 5人の中に商品価値のある者はいるか? Kさんは、車の運転が巧みだから、それで生きていけるだろう。Aさんは刺繍が上手だからその技術で。Bさんは料理の天才。料理上手の奴隷は買い手殺到だ。Cさんは英語教師。なんとかなるだろう。
 問題は私である。なんの取り得もない。この緊急事態、どんなに身びいきに考えてみても、私に奴隷の価値はない。奴隷市場に立たされて、うな垂れている姿が目に浮かぶ。自立できない女は私一人だ。
 車が快適なエンジン音を響かせ始めた。修理完了。私は奴隷市場から生還できた。さて、私は自立ということを考えねばならない。平和な世である保障はないのだから。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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