サンデー山口

　不動産の購入は、一生の中でそうあることではない。あとで後悔することのないよう、物件選びのステップを整理してみよう。

①情報を入手

　折り込みチラシなど各種広告や、住宅情報誌は重要な情報源。予算、地域、どんな家にするか、など概要が固まったら、関連する情報はマメにチェックする心がけを。

②展示場へ

　できるだけ多くの物件を見ることが、目の肥やしにつながる。実際に買う買わないは別にして、自分が欲しいと思っている住宅と同じような家を探しだし、比較して歩くことが勉強になる。市内には住宅展示場もあり、週末のイベントも多い。常連になってみては？　とはいえ、ただ見学するだけでは、何も残らない。しっかり記録を残せるように、メモ帳と筆記用具、デジカメ、メジャーなどはしっかり用意したい。展示場に着いたら、まずはインフォメーションセンターへ。全体像や、各モデルハウスのコンセプトを確認し、見学の段取りを立てよう。

③業者に聞く

　広告だけでは、物件に関する詳しい内容はわからない。そうした時には、自分から業者に電話して聞いてみる。名前や住所が分かるとセールスマンが訪問してくる事もあるが、名乗らなければその心配もない。

④現地調査

　現地の交通アクセス、小さな子どもがいるのなら通学の便などもしっかり把握しておきたい。また、出来ることなら、雨の降る日や平日など条件を変えて、道路や排水の状況、周囲の騒音なども、家族皆で出かけて把握しておくこともしておきたい。

⑤マンションは管理も

　マンションは共同生活なので、管理の良し悪しが日常生活を左右する。管理規約、修繕積立金、管理費、車庫・自転車置場、ゴミ置場などについて事前にしっかり確認しておけば、入居後に「話が違う」ということにもならない。

⑥土地の制限チェック

　土地には、都市計画法、建築基準法、都道府県の安全条例など、建築に関する様々な制限法令がある。用途地域、建ぺい率、容積率、高さ制限、道路との関係など、必ず調べておくこと。市町村の建築担当課などで教えてもらえる。