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2016年01月08日

稜線

 昨日で(関東では)松の内も明けたが、そのことすらあまり意識しなくなるほど、「お正月」との接し方が以前とは変わってしまったように思う。
 元旦に、それぞれの家に「年神様」をお迎えするお正月。山から来臨される年神様のため、目印にするのが門松で、お迎えする聖なる空間を作り出すのがしめ縄。そして、年神様にお供えするのが鏡もち。門松と鏡もちは、年神様の「依り代」としての役目もある。農耕民族として伝わってきたそれらの「行事」は、ライフスタイルが多様化する中で、「なんとなく」行うことになってしまった。
 年始の風景も様変わりだ。三が日、お店は休むのが当たり前だったのに、今は元日から営業。百貨店の初売りも2日が一般的だ。コンビニやファストフード、ファミレスの店内なら、年越しだってできる。おせち料理も「家庭でつくる」から「購入する」に。すごろく、かるた取り、たこ揚げ、こま回し、羽根つきといった新年の遊びも廃れた。「かくし芸大会」のようなテレビの「正月番組」もなくなり、町中はためいていた国旗もほとんど見かけない。
 わが国における、「物質的豊かさ」と引き換えに「精神的豊かさ」を失ってしまった、最たる例だろう。(K)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)稜線
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