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2016年01月23日

札の辻・21

 野菜づくりに熱心な岩国の親せきからとれたての太い大根が届いた。寒中の野菜としてうれしかった。
 日本人は世界の各国でも野菜食の多い民族で、よく野菜を好むフランスやドイツと共に150種を超える野菜常食の国で知られている。
 その野菜食の中でも大根は日本を代表しているという。
 大根の原産地はヨーロッパではなく、西部アジアのコーカサス地方である。それがヨーロッパのラディッシュ(廿日大根)となり、日本へは中国を経て、太い野菜に改良され、10世紀頃に伝来した。
 以来、日本人の食事では食べる副食となって日本全土に栽培されるようになり、現在では大根の品種も2百余に及ぶ。年間約300万トンも生産され、野菜の中でも群を抜いてトップを占める。世界的にも最多量の生産国となってきた。
 大根の形は品種によってさまざまだが、その色も白を主体に紅やみどりがあって、冬が過ぎる頃になれば茎が季節の移りを知らせてくれる。
 太い大根の出回る頃、急に県北の高い山肌では雪を見ることも多い。
 日本列島が世界有数の雪国であることを外国人はもちろん日本人もあまり認識してはいない。
 日本の雪国としての特徴は太陽が輝く冬晴れの地域と境界を接して共存していることであろう。雪の日は大根鍋。(鱧)


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)札の辻
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