2016年02月03日
えっ もう二月
ついこの間まで一月だったのに…。
正月準備を何もしなかった私にでも、元旦の空気は、特別な気配を感じさせた。朝の陽の光が厳かに思われ、深く頭を垂れた。道行く人の顔も凛々しくて、連れられている犬さえも真剣な表情をしている。いつもの電柱に見向きもしない。
―今年こそはきちんとした日々を送ります。習い事をしているので、その先生のおっしゃることを気を入れて聞き、勉強します―。そんなことをキリリとした正月の空気の中で誓った。
それがなんとしたことだろう。こんなに早く、その誓いを破るなんて!
白々しいですね、誓いを破るのは毎年の事なのに。元旦、誓いながら、すでに実行は不可能のことを心の中では知っているのに。でもね、少しは、できるかもしれない、と心の底の底では思っているのも事実なんです。する気はあったのに雑用が多くてね。ああ、月日の経つのは早い。と雑用と時間に罪を負わせる。
梅も今年は開花が早い。梅も季節の早さに戸惑っている。梅がそうなんだから、私が何も出来なくっても当然。時の経つのが早すぎるのが悪いんだから。違いますね。梅は美しい花を咲かせている。約束を破った訳ではない。先取りしているのだ。
こんなに早くっては、すぐ夏になる。秋になり冬になり正月が来る。
正月準備を何もしなかった私にでも、元旦の空気は、特別な気配を感じさせた。朝の陽の光が厳かに思われ、深く頭を垂れた。道行く人の顔も凛々しくて、連れられている犬さえも真剣な表情をしている。いつもの電柱に見向きもしない。
―今年こそはきちんとした日々を送ります。習い事をしているので、その先生のおっしゃることを気を入れて聞き、勉強します―。そんなことをキリリとした正月の空気の中で誓った。
それがなんとしたことだろう。こんなに早く、その誓いを破るなんて!
白々しいですね、誓いを破るのは毎年の事なのに。元旦、誓いながら、すでに実行は不可能のことを心の中では知っているのに。でもね、少しは、できるかもしれない、と心の底の底では思っているのも事実なんです。する気はあったのに雑用が多くてね。ああ、月日の経つのは早い。と雑用と時間に罪を負わせる。
梅も今年は開花が早い。梅も季節の早さに戸惑っている。梅がそうなんだから、私が何も出来なくっても当然。時の経つのが早すぎるのが悪いんだから。違いますね。梅は美しい花を咲かせている。約束を破った訳ではない。先取りしているのだ。
こんなに早くっては、すぐ夏になる。秋になり冬になり正月が来る。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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