サンデー山口

　地域のアーティスト育成を目指して山口市が創設した「やまぐち新進アーティスト大賞」を今月受賞。デジタルなコミュニケーションに依存する現代人の身体感覚をアナログな作品として表現した。「美術に限らず、物をつくるというのは気持ちを伝えるラブレターを送るようなもの。コンセプトを伝える形態の一つが美術というだけ。作品を見て色んな感情を読み取って欲しい」と語る。
　趣味は英語学習。大学4年まで一番苦手な科目だったが、一念発起して本やラジオで学習を始めた。海外留学を経験し、今ではＴＯＥＩＣ900点を超える。
　好きな言葉は「淡々」。「静かにペースを守り続けていく人こそ、後々すごいものをつくる。一時の情熱だけでは継続して良いものは作り続けられない」と、今後の美術活動も『淡々』と追求するつもりだ。

1982（昭和57）年3月、東京生まれ。2006（平成18）年に東京芸大を卒業。同大大学院で博士号（美術）を取得し、2014（平成26）年6月に拠点を山口市黒川に移した。ギャラリーでの活動、山口芸短大での美術講師、ＮＰＯ法人での英語教師を務めている。