2016年04月09日
札の辻・21
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
3月末日に仁保の道の駅へ、孫を連れて出向いた。庭桜は八分咲きであった。
仁保地区を見守るような里山には、山桜がほころび行楽気分になる。
店頭に並ぶ仁保産のイキの良い野菜から白菜、キャベツ、太い葱、ホウレン草それに椎茸まで仁保農家づくりのいろいろと、いつ来ても求めるつき立ての餅まで手にする。
地野菜をみやげに道の駅を離れて警察学校の桜を眺めながら旧市内へと向かう。
宮野に入り、山口県立大前を過ぎて長いトンネルを抜けると菜香亭脇で山口市街地らしくなってくる。
桜並木の美しい後河原に向かう。
後河原は町歩きの桜見物客が多く、歩行者に遠慮して車もゆっくり。花見客に顔馴じみがいるかと思ったが、知人にはひとりとして会わず、下車して川音でも聞きたかったが、残念ながらそれも出来なかった。同乗の小学生だけは元気である。
花無き山の山影に
起き伏す友よ
いざ集へ。
旧制山口高商寮歌の一節が思わず口に出る。
桜の後河原は、往年の学都としての山口の町に思い出を重ねてくれた。
懐旧の後河原をあとに山口県立美術館前を通る。
いつかいつかと心待ちにする桜の時期は、あっけないほどあっという間に終わりを迎える。いつもより桜の色が深く感じたのは孫のおかげか。(鱧)
3月末日に仁保の道の駅へ、孫を連れて出向いた。庭桜は八分咲きであった。
仁保地区を見守るような里山には、山桜がほころび行楽気分になる。
店頭に並ぶ仁保産のイキの良い野菜から白菜、キャベツ、太い葱、ホウレン草それに椎茸まで仁保農家づくりのいろいろと、いつ来ても求めるつき立ての餅まで手にする。
地野菜をみやげに道の駅を離れて警察学校の桜を眺めながら旧市内へと向かう。
宮野に入り、山口県立大前を過ぎて長いトンネルを抜けると菜香亭脇で山口市街地らしくなってくる。
桜並木の美しい後河原に向かう。
後河原は町歩きの桜見物客が多く、歩行者に遠慮して車もゆっくり。花見客に顔馴じみがいるかと思ったが、知人にはひとりとして会わず、下車して川音でも聞きたかったが、残念ながらそれも出来なかった。同乗の小学生だけは元気である。
花無き山の山影に
起き伏す友よ
いざ集へ。
旧制山口高商寮歌の一節が思わず口に出る。
桜の後河原は、往年の学都としての山口の町に思い出を重ねてくれた。
懐旧の後河原をあとに山口県立美術館前を通る。
いつかいつかと心待ちにする桜の時期は、あっけないほどあっという間に終わりを迎える。いつもより桜の色が深く感じたのは孫のおかげか。(鱧)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│札の辻