アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 88人

店長情報 トップページ
店長情報

2016年05月04日

明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は「四境戦争」から150年⑱ 大村益次郎

明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は「四境戦争」から150年⑱ 大村益次郎
▲益次郎の妻・琴の誕生地(山口市鋳銭司)

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

(4月27日付・松前了嗣さん寄稿の続き)

益次郎の妻

 午後の風に木々が揺れ、小鳥のさえずりと、谷川を流れる水の音が聞こえてくる。
 山口市鋳銭司鷹ノ子は、なだらかな山々に包まれた田園地帯である。
 益次郎の妻・琴は、この地に生まれ、この地で生涯を閉じた。足早にこの世を去った夫・益次郎とともに過ごした時間は、長くはなかった。
 彼女は、温厚な性格で、周囲からの評判も良かったようだ。また義侠心に富み、男勝りなところもあったという。
 そんな彼女は、夫亡き後、地元の小学校にオルガンを贈るなど多額の寄付をし、未来を担う子供たちに夢を託した。

忠犬

 琴の愛犬の名前、それは角之助である。
 1875(明治8)年、当時、鋳銭司村の天神原にあった琴の家に賊が侵入。その時、角之助は吠え、急を知らせた。すぐさま奉公人のふたりが賊を追い払ったが、角之助は賊によって斬られ絶命した。その後、琴は愛犬を弔うため、墓を建て、そこに、法名と俗名を刻んだ。「釈角圓轉入信霊、大村角之助」。
 主人・琴の身を救った忠犬・角之助。その墓は、集落の墓地に今もしずかにたたずんでいる。
(続く。次回は11日付に掲載します)


同じカテゴリー(四境戦争 大村益次郎)の記事画像
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(185)大村益次郎
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(182) 大村益次郎
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(181) 大村益次郎
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(180) 大村益次郎
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(179) 大村益次郎
同じカテゴリー(四境戦争 大村益次郎)の記事
 明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(185)大村益次郎 (2019-07-24 00:00)
 明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年 (2019-07-17 00:00)
 明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(182) 大村益次郎 (2019-07-03 00:00)
 明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(181) 大村益次郎 (2019-06-26 00:00)
 明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(180) 大村益次郎 (2019-06-19 00:00)
 明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(179) 大村益次郎 (2019-06-12 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)四境戦争 大村益次郎
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。