2016年07月09日
詩人と出会った日には
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
七月の 朝の 尾形亀之助
あまりよく晴れてゐない/七月の 朝の/ぼんやりとした負け惜みが/ひとしきり私の書斎を通って行きました//―後/先の尖った鉛筆のシンが/私をつかまへて離さなかった/(電話)/「モシモシーあなたは尾形亀之助さんですか」/「いいえ ちがひます」
亀之助なのに違うと言う、変ですね。きっと鉛筆のシンに変身しているのですよ。
キリンの洗濯 高階杞一
二日に一度/この部屋で キリンの洗濯をする/隠しても/ついつい窓からはみでてしまう/(略)
高階氏は、キリンを洗濯するという。本当だって言い張るし…
ほんとに やってくるんだ/夜に/どこからか/洗ってくれろ洗ってくれろ/と/(略)
焼酎数え唄 岡田哲也
一つとせ 人の情けにすがりつつ/今日も「疲れ止め」この一杯/この一杯で朝が来る/(略)
岡田氏は酔っ払って大声で唄う。私も声張り上げる。音痴だけどね。
九つとせ 今宵かぎりといいながら/明日になれば まだ今宵/明日は明日で 朝が来る//十とせ 遠くへ行こうよ ひとり旅/旅の道連れ芋焼酎/芋焼酎で 朝が来る
詩人と出会った日には、ほんと訳のわからない一日になる。ご用心。
七月の 朝の 尾形亀之助
あまりよく晴れてゐない/七月の 朝の/ぼんやりとした負け惜みが/ひとしきり私の書斎を通って行きました//―後/先の尖った鉛筆のシンが/私をつかまへて離さなかった/(電話)/「モシモシーあなたは尾形亀之助さんですか」/「いいえ ちがひます」
亀之助なのに違うと言う、変ですね。きっと鉛筆のシンに変身しているのですよ。
キリンの洗濯 高階杞一
二日に一度/この部屋で キリンの洗濯をする/隠しても/ついつい窓からはみでてしまう/(略)
高階氏は、キリンを洗濯するという。本当だって言い張るし…
ほんとに やってくるんだ/夜に/どこからか/洗ってくれろ洗ってくれろ/と/(略)
焼酎数え唄 岡田哲也
一つとせ 人の情けにすがりつつ/今日も「疲れ止め」この一杯/この一杯で朝が来る/(略)
岡田氏は酔っ払って大声で唄う。私も声張り上げる。音痴だけどね。
九つとせ 今宵かぎりといいながら/明日になれば まだ今宵/明日は明日で 朝が来る//十とせ 遠くへ行こうよ ひとり旅/旅の道連れ芋焼酎/芋焼酎で 朝が来る
詩人と出会った日には、ほんと訳のわからない一日になる。ご用心。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│おんなの目