2016年09月02日
9月17日 山口室内オペラ工房 第18回公演 「奥様女中」「シンデレラ」

▲以前上映した「薬剤師」の一コマ
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
地方都市・山口に「オペラ文化を根付かせたい」と活動を続けている山口室内オペラ工房(浜田嘉生代表)が、9月17日(土)午後5時から、第18回目となる公演を開催する。今回は、ペルゴレージ作曲「奥様女中」(全曲)と、ロッシーニ作曲「シンデレラ」(全幕)の2本立て。会場は、ニューメディアプラザ山口(山口市熊野町1)。
「奥様女中」は、もともと「誇り高き囚人」の幕間劇として、1733年にナポリで初演。だが「誇り高き囚人」が忘れ去られた存在なのに対し、「奥様女中」は大絶賛。その後も上演が続いている。登場人物は、気難しい金持ちの年配男性のウベルト、若く美しい女中のセルピーナ、下男ヴェスポーネの3人。ウベルトはセルピーナが朝食の(飲む)チョコレートを、昼過ぎになっても持ってこないことに立腹。「自分は結婚するから出て行け」というウベルトに、セルピーナは「なら、わたしと結婚しなさい」。そして、セルピーナはヴェスポーネに…。
一方「シンデレラ」(チェネレントラとも)は、童話を元にした物語で、1817年にローマで初演された。意地悪な継母は継父に、魔法使いは王子の指南役に、ガラスの靴は腕輪に置き換えられている。18世紀頃の南イタリアの田舎町。シンデレラはドン・マニフィコの三女だが、二人の異母姉と継父マニフィコ男爵に、まるで召使いのように虐げられていた。ある日、男爵家に乞食に扮した王子の指南役・アリドーラが物乞いに。二人の姉は見向きもしないが、シンデレラはこっそり食べ物を与え…。
浜田代表は「二つの作品をつなぐような、おもしろいシーンも用意した。今年は、わかりやすい日本語訳で上演する。約3時間、山口ではほかに上演されないオペラを楽しんで」と鑑賞を呼びかけている。
全席自由。前売り券は、一般2千円で高校生以下1千円。購入・問い合わせは浜田さん(TEL080-1912-4817、hamaym@c-able.ne.jp)へ。当日券は各200円高で、座席に余裕があれば発売される。
■読者プレゼント「招待券5人」
希望者は住所、氏名、年齢、電話番号、「身近であった楽しい出来事・話題」(匿名での紙面紹介あり)を明記し、はがきかメール(あて先は題字横参照)でサンデー山口「オペラ工房」係へ。9月8日(木)必着。当選発表は、発送に代えさせていただきます。
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