サンデー山口

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　1866（慶応2）年1月21日に結ばれた薩長同盟から150年を迎えた今年、薩摩（鹿児島市立図書館）と長州（山口市立中央図書館）との読書推進企画「図書館薩長同盟」が「締結」された。これまでに、長州では講演会を3月、6月、10月の3回、薩摩では3月から11月まで9回にわたる催しが実施されてきた。
　そして、長州における4回目の講演会「薩長同盟と四境戦争」が、11月19日（土）午後1時半から3時半まで、ＹＣＡＭ（山口市中園町7）で開かれる。
　登壇するのは、本紙連載でもおなじみの郷土史家・松前了嗣さんが長州から、尚古集成館の松尾千歳副館長が薩摩から。明治維新を成すきっかけとなった薩長同盟や、長州藩と薩摩藩が協力して勝利した150年前の四境戦争について、山口・鹿児島の両サイドから光を当てていく。最初に松尾さん、次に松前さんが講演。最後に両者による対談がされる。2人は、薩摩で9月に同テーマでの対談をしており、今回はそれ以上に踏み込んだ内容が聴けそうだ。
　聴講は無料で、事前申し込みも不要。また、同日まで関連図書展示「薩長同盟と西郷隆盛」も開催中で、14日（月）午後2時からは「歴史夜話ヒストリア幕末編　勝海舟」の上映会も催される（先着100人）。
　さらに同図書館（TEL083-901-1040）では、19日午前10時から「山口市立中央図書館まつり」も開催される。ブックリサイクル、しおりをつくろう、点字体験、対面読書体験、子どもスタンプラリー（先着100人に参加賞）、図書館脱出ゲームなど、イベント盛りだくさん。