2017年01月25日
恐れ入ります
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
今月七十歳になる私に、山口市から、市内なら全線百円で乗れる“福祉優待バス乗車証〟が届いた。早速、湯田から宮野までバスに乗った。降車する時、運転手さんに優待パスを見せた。申し訳ない気がして下を向いて降りた。
だって、“福祉優待バス乗車証”が送られてきた時に、次のような文言が横に書いてあったのだから。
『山口市では、長年にわたって地域の発展につくしてこられた高齢者の方々を敬愛し、(中略)今後とも地域社会のより一層の発展のためご協力をいただきますようお願いいたします』
私は高齢者というのに異存はないが、地域の発展にもつくしてきていないし、ましてや敬愛される器ではない。でも、百円というのは有難い。明日から自覚をもって敬愛される高齢者として…深くは考えないようにしよう。
右手に百円、左手に“福祉優待バス乗車証”を掌に載せて、早めに降車の準備をする。隣の席の若者が―地域の発展に寄与してくれている人のようには見えないけれど―なんて思っている気がしてくる。横を向く。
“福祉優待バス乗車証”初心者の心は複雑なんです。
若者が先にジャラジャラと数枚の硬貨を入れた。次に私がチャリンと百円玉一つ…。
今月七十歳になる私に、山口市から、市内なら全線百円で乗れる“福祉優待バス乗車証〟が届いた。早速、湯田から宮野までバスに乗った。降車する時、運転手さんに優待パスを見せた。申し訳ない気がして下を向いて降りた。
だって、“福祉優待バス乗車証”が送られてきた時に、次のような文言が横に書いてあったのだから。
『山口市では、長年にわたって地域の発展につくしてこられた高齢者の方々を敬愛し、(中略)今後とも地域社会のより一層の発展のためご協力をいただきますようお願いいたします』
私は高齢者というのに異存はないが、地域の発展にもつくしてきていないし、ましてや敬愛される器ではない。でも、百円というのは有難い。明日から自覚をもって敬愛される高齢者として…深くは考えないようにしよう。
右手に百円、左手に“福祉優待バス乗車証”を掌に載せて、早めに降車の準備をする。隣の席の若者が―地域の発展に寄与してくれている人のようには見えないけれど―なんて思っている気がしてくる。横を向く。
“福祉優待バス乗車証”初心者の心は複雑なんです。
若者が先にジャラジャラと数枚の硬貨を入れた。次に私がチャリンと百円玉一つ…。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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