サンデー山口

▲川畑さおりさん

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　大内氏ゆかりの興隆寺で江戸時代末期まで開かれていた「二月会」の再興を目的に始まった「山寺コンサート」が、2月12日（日）午後1時から4時まで、大内小（山口市大内矢田北1）体育館で開かれる。主催する二月会再興実行委員会は「このコンサートを通じて、地域の活性化、文化の伝承、そして大人と子どもたちが共に楽しみ学ぶ場の形成を目指しています」と開催目的を語る。観覧は無料だが、活動継続への資金カンパを呼び掛けている。
　今年で8回目。子どもたちが練習を重ねてきたわらべ歌、狂言「不毒」「呼声」「船ふな」「清水」、雅楽・童舞「迦陵頻」と、山口鷺流狂言保存会による狂言「颯果」が披露される。
　さらに今回は、奄美島唄の川畑さおりさんが特別出演。川畑さんは、地域伝統芸能奨励賞（2013年度）や鹿児島県芸術文化奨励賞（2016年度）なども受賞している若手唄者第一人者。喜界島観光大使でもあり「奄美に伝わる島唄を通して、島の文化を全国に伝えたい」と、国内外で歌い続けている。今回の山口での初公演は、同実行委員会の米本太郎さんが2016（平成28）年度の地域伝統芸能奨励賞を受賞したことが縁となり、決まった。
　前夜の11日（土）午後7時からは、居魚屋波柄（山口市中市町1）で川畑さんのライブが催される。入場料は1500円で、ほかに飲食代が必要。要予約で、定員は30人。
　どちらも、申し込み・問い合わせは、米本さん（TEL090-6406-0245）へ。