サンデー山口

▲受賞後、5人で演奏を披露

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　山口市内における民間の文化活動を金銭面で支援している山口メセナ倶楽部（中野勉会長、TEL083-925-2300）は6月29日、西の雅常盤で2017（平成29）年度総会を開催した。
　2016（平成28）年度は、12事業に対して計299万5千円を助成した。会員数は、一般会員が23社で、特別会員は7組織。本年度は引き続き、山口市内で開催される文化芸術活動の支援と、減少を続けている会員の増強などに取り組んでいく。
　閉会後には、23回目となる読売山口メセナ大賞の授与式があった。前年度支援事業の中から選ばれたのは「山口ブラスソサエティ結成30周年記念演奏会」。市民吹奏楽団「山口ブラスソサエティ」（永野千尋団長、約40人）は、1985（昭和60）年に山口大管弦楽団や山口高管弦楽部ＯＢらによって発足。1987（昭和62）年から毎年定期演奏会を開いており、長年にわたる市民に向けた音楽活動が評価された。永野団長は「記念の演奏会がこのような賞をいただくことになり感無量。これからも市民の皆さんに、音楽を身近に感じていただけるようがんばりたい」と謝辞を述べた。
　山口メセナ倶楽部は、地域における芸術文化活動を、地域の人たちが金銭を拠出することで支えていこうと、1994（平成6）年に設立された。