2017年10月25日
今年のランタナ
実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)
昨年と同じ場所に今年もランタナが咲いている。去年は、真ん中がピンク色、周囲に濃いオレンジ色の花を、捨てられていた自転車に絡まらせて咲かせていたが、今年の花は、真ん中が黄色、周囲は去年と同じ色で、柵に添って咲いている。自転車はもうない。
花が大好きな友人は、「ランタナは、本来多年草なんだけれど、冬の寒さで枯れてしまうので一年草扱いなのよ。でもね、ランタナの花を摘まずにいると、種子が出来、それが翌年に芽を出して花を咲かせることがあるのよ。少ないけれどね」と言った。
バス停のはずれで、あまり目につかない所に咲いていたことが幸いし人に摘まれなかったのだろう。周囲を大きな木に囲まれて強い風や激しい雨にあわずにすんだことも幸運だった。花束に使われる華麗な花でないことも良かった。無事に黒い実が出来、種子がこぼれて今年も咲くことができたのだ。目立たないことは、生存にとって良いことだ。
私はバスを待つ間、黒い実を何個か潰した。爪が黒く染まった。
前述の友人が「ランタナの花言葉は、心変わり。花が外から内に向かって咲く時、色が変わるでしょ、花言葉はそれからきているの」と教えてくれた。変化することにも意味があり、生存にもきっと必要なのだ。 逢えてよかった、今年のランタナ。
昨年と同じ場所に今年もランタナが咲いている。去年は、真ん中がピンク色、周囲に濃いオレンジ色の花を、捨てられていた自転車に絡まらせて咲かせていたが、今年の花は、真ん中が黄色、周囲は去年と同じ色で、柵に添って咲いている。自転車はもうない。
花が大好きな友人は、「ランタナは、本来多年草なんだけれど、冬の寒さで枯れてしまうので一年草扱いなのよ。でもね、ランタナの花を摘まずにいると、種子が出来、それが翌年に芽を出して花を咲かせることがあるのよ。少ないけれどね」と言った。
バス停のはずれで、あまり目につかない所に咲いていたことが幸いし人に摘まれなかったのだろう。周囲を大きな木に囲まれて強い風や激しい雨にあわずにすんだことも幸運だった。花束に使われる華麗な花でないことも良かった。無事に黒い実が出来、種子がこぼれて今年も咲くことができたのだ。目立たないことは、生存にとって良いことだ。
私はバスを待つ間、黒い実を何個か潰した。爪が黒く染まった。
前述の友人が「ランタナの花言葉は、心変わり。花が外から内に向かって咲く時、色が変わるでしょ、花言葉はそれからきているの」と教えてくれた。変化することにも意味があり、生存にもきっと必要なのだ。 逢えてよかった、今年のランタナ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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