サンデー山口

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　3月23日午後6時ごろ富山県で、免許を取得したばかりの高3生が運転する軽乗用車にはねられ、5歳の男児が死亡した。
　男児は、現場から400メートルほどの位置にある保育園からの帰りで、自宅まであと50メートルだった。夕方迎えに行った親に「1人で帰る」と伝えての惨事だったという。
　運転していた女子高生は、卒業式も終え、新生活に胸を膨らませていたことだろう。助手席には友人も乗っていたというから、2人の受けたショックは想像に余りある。一方、男児の親も「なぜ強引に連れて帰らなかったのか」と、一生自責の念に駆られることと思う。
　交通事故は人生を台無しにする。「人ごと」ではなく、「我がこと」ととらえよう。（K）