アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 59人

店長情報 トップページ
店長情報

2018年04月04日

ふたつの時間

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 三月が終わったのでカレンダーをめくった。あら、また三月だ…ミスプリント? うん? もう一度よく見たら、三月と思ったカレンダーは二月だった。二月と三月は曜日が全部同じだったのだ。私は二月を二カ月間台所にかけていたことになる。
 老化が進んでいる。いや待てよ、これでなんの不自由もなかったではないか。カレンダーの中の時間と現実の時間は違っているのだ。カレンダーの中の時間は世間の時間。世界共通の時間。私が意識する時間は私個人の時間。カレンダーの外にある時間。私が肌で感じて生きている時間。時間には二つの異なる時の流れがあるのだ。
 カレンダーの時間は同じテンポでチクタクチクタク過ぎてゆく。が、私の時間は長かったり短かったりする。苦しい時は時間が長い。歯痛の時は十分が一時間にも思えてくる。嬉しい時間はすぐに過ぎ去っていく。夕暮れになると帰宅の時間にせかされる。楽しい約束がある日までは長い。チークータークでありチチチチでありチークタクチチ。様々だ。今、辛い長い時間を過ごしている人、心躍る夢のような時間を楽しんでいる人、不幸な事故に遭い嘆いている人、様々な時間が過ぎてゆく。カレンダーの時間は平等に過ぎるが、その外に別の時間が流れている。


同じカテゴリー(おんなの目)の記事
 見事なびらん (2019-07-24 00:00)
 主題 (2019-07-17 00:00)
 バスが来たら (2019-07-10 00:00)
 居るよ、居る、居る。 (2019-07-03 00:00)
 きんと雲 (2019-06-29 00:00)
 本の海に潜って (2019-06-19 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。