サンデー山口

実際の紙面はコチラ（公開期間は発行から1カ月間です）

　「平成30年7月豪雨」によって広島県呉市は、外部とつながる幹線道路と鉄道が寸断、「陸の孤島」になった。その上6日夜から断水が続き、復旧のめどはたっていない。
　長女が同市周辺部で一人暮らしをしており、聞くと十分に給水が受けられず、風呂にも入れないという。交通手段は自転車だけなので、このままではとても生活できない。7月10日夜、仕事を終えてから迎えに行った。
　山口市内を出たのは午後7時半。道は1本しか通じておらず、海田大橋から先が大渋滞だ。呉に到着したのは6時間後の深夜1時過ぎ。帰り道はスムーズだったが、自宅に戻れたのは午前4時だった。
　水、食べ物、道路、ガソリン、鉄道…。「普通」に暮らせることに感謝しなければ。（Ｋ）