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2018年08月15日

毛利敬親展

毛利敬親展
▲展示室風景

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 展覧会に新たな展示作品が加わった。毛利家伝来の「唐獅子図屏風」である。左隻のみの展示だが、大きな画面に圧倒される。
 展示室の畳に腰かけ、解説用の写真パネルを眺めていて、ふと気づいた。パネルで見る左隻は右隻に比べると構図が少し横に間延びしていないか? 2頭の獅子が並ぶ右隻は構図が過不足なく決まっているのに。
 しかしガラスケース内の実物を見れば、そんなことはまったくなく、疾駆する1頭の獅子が画面の真ん中にぴったりと収まっている。画家は、こうして立てられた屏風のかたちの寸法を念頭にこの獅子を描いたに違いない。平べったく横に広げられたかたちの寸法に基づいて描いてはいないな、と思う。
 だとすれば、パネルで見て構図がビシッと決まっているような右隻は、実際に展示されるとどんなふうに見えるのだろうか。ちょっと想像が膨らむ。両方並べて見たかったなあ、と思った。
山口県立美術館副館長 斎藤 郁夫


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