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2018年11月21日

水・水・水

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 十月二十二日、周防大島町と大畠町を結ぶ大島大橋の橋梁にドイツの海運会社所有の貨物船が衝突し、水道管と光ファイバーケーブル等が切断され、島民約一万四千六百人の生活が麻痺した。
 大島に住む友人のMさんと私はいつもメールで近況を知らせ合っていた。あの事故でネット環境が崩れ連絡が取れなくなった。事故直後、水に困っているのではないかと電話したら、井戸があるから大丈夫だと言う。命の水だけはなんとかなるのだと安心した。
 十一月十六日、現在どうなっているのか電話した。Mさんは独り暮らし。
「髪の毛を洗うのに三十リットル。トイレに使う水は一日最低三十リットル。井戸から流しやトイレに運ぶのは大変なのよ。飲み水だけは井戸水を長く飲み続けるのは不安だから給水車から貰っているのよ。夜の七時頃ペットボトルの水が少なくなったので近くの東和総合センターまで行ったら、もう水は無くなっていたの。広島から来た若いボランティアの方がお世話してくれていた。心配しないでいいのよ。非常用の水は床の間に確保しているんだから。気のせいでしょうか、体がだるくて…一日十二時間くらい寝てます。島の人達は全員草臥れてますよ。でも、夜を徹して橋の復旧にあたっている方々のことを思い、あと少しの辛抱、だと言い聞かせているのよ。大丈夫だからね」


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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