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2018年12月12日

朝もやの椹野川

実際の紙面はコチラ(公開期間は発行から1カ月間です)

 今年も後一カ月となりました。一年は早い。春夏秋冬、それぞれ木々や花を愛で、旬の食材を楽しんできたのですが今やそれ等はギュッと凝縮されて掌の中に納まるほど小さくなっている。一年とはこれだけのものだったのか。
 私は「おんなの目」が掲載されると紙面から切り抜いてスクラップブックに貼っている。一年一冊。その最後が近づいているのだが、最終の頁に『遺稿 栗林和彦の山口周辺 1767・五重塔の経塚(山口市香山町)』の記事が貼ってある。すくっと建つ塔。添えられた文章も簡潔で良く理解できた。もう一枚、栗林さんご逝去を知らせる記事。そこには穏やかなお顔がある。私が週一回、掲載記事をスクラップブックに貼る度に栗林さんと会う。語りかける。笑顔が見える。
 「栗林和彦の山口周辺」を私は欠かさず見て来ました。沢山の名所、旧跡を教えて貰い、写真に惹かれその地を訪ねた。書かれていた文章も大いにその助けになりました。
 私は机の前に栗林さんの朝もやに霞む椹野川の写真を飾っています。白いもやが岸辺の木々をこの世のものと思われないほど幻想的に写しだしています。微かな水の流れが聞こえる。栗林さんの写真には詩情が溢れている。心が持って行かれる。今日は、栗林さんの写真集「昭和の残像」を開き、栗林さんと語ろう。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)おんなの目
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