サンデー山口

　山口市議会議員選挙で新人ながらトップ当選を果たした。「市民の期待の大きさを実感すると共に、今後の活動に責任を感じている」と現在の心境を話す。
　選挙戦のキャッチフレーズは「人と出会う機会を増やし市民の声を聞いて反映させていく」。市政を動かすのは市民で、議員は市民の代表にすぎないという思いの表れだ。
　今後、情報開示には特に力を注ぐ構え。議会で話し合われている事や議員の取り組みなどの情報を、誰もが簡単に入手し、理解出来る体制を整え、政治離れの抑制を図る。新人議員11人のうちの7人で結成した「山口未来クラブ」の代表でもあり、今後、身近な議会づくりへの手腕が試されることになる。
　「前例や慣例にとらわれないのが新人の強み。改革の必要を感じるものは、強い信念を持って変えていきたい」と話し、市民に対しては「市や地域を今よりも良くしたいと思っている人はたくさんいる。大事なのは、その思いを行動に移すこと」と一人ひとりの力に期待を込める。
　小学生の時からサッカーを続けているスポーツマン。市内の幼稚園・小学校に、地域の人が集える芝生のグラウンドを整備するのが夢。

1955年生まれ。元山口市長・小林兼年氏の長男。早稲田大学社会科学部を卒業後、山口合同ガスに入社。昨年10月に同社を退職。県サッカー協会常任理事。47歳。