2004年01月09日
新入学準備、商戦も本番

ランドセルは裏地がチェック柄のものが人気(上、ヨシカネ)、学習机は大きさや色などの異なるものがズラリと売場に並ぶ(リビンズ・タネダ山口店)
入学式まであと3カ月。今春は市内の小学校に昨年より128人多い1332人(最多=良城小174人、最少=鋳銭司小15人)、小郡町には昨年より6人少ない242人(最多=小郡小106人、最少=上郷小56人)の新1年生が入学する見込み。そうした中、新入学準備の商戦は今がピークを迎えており、山口・小郡の各店でもランドセルや学習机などを買い求める人でにぎわいを見せている。
新1年生が買いそろえる用品の中で代表的なものがランドセル。商戦は前年より2週間も早い11月末から始まっている。
中市のカバン専門店・ヨシカネでも、孫や子どもへのプレゼントにと、クリスマス前から多くの人が訪れている。同店で扱うほぼ全てのランドセルは、NASAが開発した衝撃吸収材「テンパーフォーム」を背面や肩ベルト部分に装着したもの。価格は素材により異なり、クラリーノ製が2万5千円~4万円、牛革製が4万円~5万円、馬の尻革を使った高級コードバンが8万円で、中でも軽くてリーズナブルなクラリーノ製に人気が集まっている。また、最近の傾向として、色はつや消し、A4判の教科書もゆったり入る大型サイズ、裏地がチェック柄のものがよく出ている。
ランドセル選びのポイントとして、森田倫子店長は
金具が丈夫なもの
縫い目がしっかりしたもの
体にピッタリくるもの
を挙げ「長く使うものなので、値段や見栄えだけで決めず、店員に相談することも大切」とアドバイスする。
中市のちまきやでも、先月中旬から玩具売場でランドセルの販売を開始。クラリーノ製、牛革、コードバンを約15種類(2万8千円~7万円)取りそろえ「パーソンズ」「ピンクハウス」などブランド品も豊富だ。これまでは下見に訪れる人が多かったというが、これからの動きに期待している。
新入学準備として、もう一つ大きな買い物が学習机。黒川のリビンズ・タネダ山口店では、消費者の多様なニーズに応えるため、約100種類を品ぞろえ。11月末から行っているキャンペーン効果も手伝い、前年比3倍増の好調な売れ行きを見せ、商戦も今週末にピークを迎える。
同店の学習机は、全て棚が取り外せたり、そで机が分離するパソコン対応型。しかし、素材(ラバーウッド、パイン材、ナラ材)、価格(2万9800円~15万円)、サイズ(幅100センチ、110センチ)、形(ロータイプ、ハイタイプ、システムデスク)、色(ブラウン、カントリー風、UV塗装)はマチマチ。椅子もガス圧式と木製がある。その中で購入のポイントとなるのは、部屋の大きさ、兄弟の数、高校生まで使用するかなどだ。種田正幸社長は「各家庭の事情により、選ぶ学習机も様々。子どもとの時間を大切するため、リビングに置きたいというお客様もいる。それぞれに合ったものを購入してもらいたいので、まずは気軽に相談してほしい」と話す。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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