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2004年02月08日

吉敷に”人形のお庭”

吉敷に”人形のお庭”

 「えっ!?」。吉敷下東の住宅街の道路脇に、二宮金次郎、西郷隆盛、金太郎、サル、お地蔵様…。羽野利人さん(71)方の花壇には、愛嬌たっぷりの大小様々な人形約20体が、所狭しと置かれている。近所の子どもたちはもちろん、うわさを聞きつけ、わざわざ遠方から訪れる人もいるほどの人気ぶりだ。
 羽野さんは、妻の丈子さん(70)と二人暮らし。長年勤めた建設会社を定年退職した4年前から、人形製作を始めた。そのきっかけとなったのは、作品第1号の二宮金次郎。「私らが子どもの頃にはどの学校にもあったが、最近の小学校にないのを知ってびっくりした」と羽野さん。自宅脇の道路は小学校の通学路で、子どもたちが毎日通る。手先が器用で、ものづくりが好きな羽野さんは「ちょうどいい。見せてやろう」と、像作りを始めた。
 廃材や金網などで二宮金次郎像をかたどり、芯に新聞紙を詰めて回りをコンクリートで固める。それにペンキを塗って絵を描き足せば出来上がり。製作に2カ月を費やした二宮金次郎を花壇に置くと、案の定、子どもたちの注目の的に。喜ぶ子どもたちを見て羽野さんは、2作目・西郷隆盛に取りかかった。
 ところが、自慢の作品は「怖い」「おじさんがこっちを見て立ってる」と、意外に不評。そこで今度は、花壇に面した四つ角で交通事故が多いことから「交通安全」「左右」と書いた人形を作って置いた。するとまた、子どもたちがよく見て通るようになり、心なしか事故も減少。交通安全を願う地蔵3体には、毎日拝んでいく人が置くのか、菓子や果物が絶えず供えられている。
 トラ、金太郎、中原中也、ツル、灯籠…と、この4年のうちに花壇は人形で埋め尽くされ、今年は干支にちなんだ”見ザル 聞かザル 言わザル”の3体を屋根の上に。「子どもたちを喜ばせようと作っていたら、いつの間にかこんなに。スペースもなくなってきたし、そろそろ打ち止めかな」と羽野さん。現在は最終作となる桃太郎を製作中。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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