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2004年03月26日

昼のサイレン中止へ

昼のサイレン中止へ

 山口市は、正午に鳴らしていたサイレンを今月末で中止する。人々の生活スタイルの変化が主たる要因で、昼の時間を知らせていたサイレンの音は、長く続いたその役割を静かに終える。

 市内には、旧市内(白石、大殿、湯田)を除く13地区の出張所に防災サイレンが設置されている。その使用目的は多岐に渡り、災害発生時の地域消防団員招集、住民へ避難勧告発令の知らせ、時刻の知らせ、広島・長崎の原爆投下同時刻、選挙投票の開始・終了の合図など。音の届く範囲は半径約2キロだ。
 時刻を知らせるサイレンがいつから始まったかは不明だが、現在、正午と午後5時(夏季は午後6時)に毎日鳴らされている。その理由も明確ではないが、市総務課は「戦前からサイレンが鳴っていたという話もある。昔は農業に従事する人たちが多く、今のように時計を携帯することもなかった。そうした屋外で農作業している人たちに、昼食と作業終了の時間を知らせるために始まり、それが慣習化したのだろう」と推測する。
 しかし、高度経済成長期以降、市内も都市化が進み、農業従事者が減少し、会社勤めの人が多くなるなど、人々の生活スタイルは大きく変化。サイレンで時刻を知るニーズが減る一方で、大きな音を迷惑がる人が増え、市にはここ数年、「子どもの昼寝の妨げになる」「夜の勤務で昼過ぎまで寝ていたいのに、サイレンで目が覚める」「他市から引っ越してきたが、あの大きな音に毎日悩まされている」などの苦情が多く届くようになった。
 そこで、市は昨年4月からサイレンの鳴る長さをそれまでの40秒から25秒に短縮する措置を試行的に実施。しかし、思ったような効果を上げることが出来ず、今年の4月1日から正午のサイレンだけ鳴らさないことを決めた。同課は「苦情の多くは昼のサイレン。夕刻については、外で遊んでいる子どもが帰宅する合図に使っていることや、防災サイレンのテストという意味からも引き続き毎日鳴らすようにした」と説明する。
 正午のサイレン中止の知らせは、市報(3月15日号)に掲載したが、これまでのところ市民から「困る」などの苦情は寄せられていない。「これも時代の流れだが、当たり前のようにあったものなので、少し寂しい気もする」と同課。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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