2004年04月23日
駅通りのショップが共同イベント

個性的な店が建ち並び、ここ2、3年の間におしゃれな通りへと様変わりした山口駅通り。しかしながら、まだまだ市内の多くの若者が、県外へ買い物に出かけていってしまうのだという。そんな中、駅通りに店を構える人たちが、中心商店街の魅力を県内外にアピールできる楽しいイベントを仕掛けようと結束。第1弾として、Tシャツデザインコンテストを企画した。
コンテストを主催するのは、駅通りにあるセレクトショップ「PLUS ALPHA」の玉井公一さん(29)、レコード店「SAUDADE LIFE」の益田和己さん(30)、古着屋「Dlitter Dudes」の仲田淳さん(30)、ジーンズショップ「KHAOS」の三坂寿郎さん(35)の4人。県内外から寄せてもらったデザインを6月6日(日)の山口フリーマーケット骨董市会場に並べて来場者に投票してもらい、選ばれた作品をTシャツにして売り出すというものだ。採用されるのは、各店1デザインの計4作品。市民に選ばれた四つのデザインが、Tシャツとなってそれぞれの店で販売される。また、コンテストに寄せられた作品は、4店舗および街頭に展示する予定で、アート感覚のおしゃれな街を演出していこうと現在構想を練っている。
共同イベントを行うきっかけとなったのは、「楽しいことをしたい」という共通の思いだった。「うちの客の半数以上が市外客。わざわざ広島や福岡から来る常連も多い」と三坂さん。山口の商店街は個性的な店が多く、短時間で良い買い物ができると市外の人が高く評価するのに対し、市内の若者たちは「おしゃれな買い物は都会へ」と県外に流出。地元の良さに目が向いていないのだという。
そこで彼らは、街全体が盛り上がるような”何か”を仕掛けようと団結。大勢が気軽に参加できるコンテストを思いつき、駅通り各店舗に参加を呼びかけた。初めての企画に他店の反応は今ひとつだったが、「今回は始まりに過ぎない。イベントの結果次第で、みんなの意識も変わってくるはず」と、4店舗で第一歩を踏み出すことにした。Tシャツデザインコンテストは、毎年この時期に開催し、商店街の一大イベントとして定着させたい考え。さらに、今後も街に人を呼び込めるような新しい企画を打ち出していく。
三坂さんは「ここは県の中心となる商店街。あそこに行けば何かおもしろいことがあると言われるような、楽しい街にしたい」と話している。
デザインの募集期間は25日(日)から5月末まで。絵画、CG、写真、刺しゅう、書など、ジャンルや形式などは一切問わない。問い合わせは、カオス(TEL083-923-8726)。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│ニュース