2004年04月30日
旧児童図書館を子育て支援交流広場に

湯田温泉の市児童文化センター2階・旧児童図書館部分が、5月11日(火)に授乳室などを備えた「子育て支援交流広場」として再び開放される。児童図書館から引き継いだ約1万冊の蔵書も活用し、遊びや息抜き、育児交流などに気軽に利用できる場として、広く市民に提供される。
「子育て支援交流広場」は、家庭にこもりがちな母親の育児支援や、地域の子育て機能の充実を目的に、旧児童図書館の図書室(約96平方メートル)と録音室(約10平方メートル)を市が整備したもの。床を抗菌のフローリングにし、壁や天井も張り替えて、広々とした明るい雰囲気に一新した。
旧図書室には、一部畳を敷き、テーブルやイスも設置。壁にそってぐるりと本棚を配置し、絵本や紙芝居、おもちゃなどを貸し出す。ドアで仕切られている旧録音室は、ソファやベビーベッドを置いて授乳室に。おむつ替えも周囲に気がねなくできる。
施設には、育児アドバイスや遊びのコーディネートなどができるよう、専門の職員2人を配置。訪れた母親たちの子育てをサポートしていく。
また、子育てにかかわる講座やイベント情報、休日当番医や健診・予防接種などの保健情報、育児サークルや地域子育て支援センター「てとてと」などの情報を、掲示板やパソコンで紹介。毎月1回、独自の広報誌も作成し、市内関連施設に配布する。さらに、月1回は子育て中の母親らを対象に、手作りおもちゃ講座や、絵本の読み聞かせ講習会などを実施していく。
市では、本を読みに来る小学生らの利用も予想しており、小学生と乳幼児など、異年齢間交流に役立つ場にもなればと期待している。
開館するのは、火曜日から土曜日の午前10時から午後4時。
なお、市は交流広場の「愛称」を広く募集している。
未発表のものなら、1人何点でも応募可能だが、応募は1回につき1作品限り。最優秀賞1点には2万円、優秀賞2点には5千円が贈られる。はがきまたはEメールに、愛称(ふりがな)と簡単な説明、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を明記し、山口市役所児童家庭課 子育て支援交流広場愛称募集係(〒753-8650、山口市亀山町2-1、jido@city.yamaguchi.yamaguchi.jp)へ。5月20日(木)必着。11日以降は、交流広場内に設置した箱にも応募出来る。
なお、市内の幼稚園児、保育園児、未就園児を対象に、同施設に展示する絵画も募集中。テーマは「かぞくとの楽しい思い出」で、八つ切りの画用紙を使用し、別紙に題名、氏名、年齢、園児の場合は園名を書いて市児童家庭課に直接持参する。応募は、1人1点までで、5月20日(木)締め切り。作品は6月27日(日)まで展示される。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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