2004年05月15日
やまぐち街なか大学開講

やまぐち街なか大学の04年度前期開講記念「廣中平祐学長と語る会」が、6月6日(日)午後2時から4時半まで、中市のNacで開かれる。今年度の街なか大学は、ゼミ、研究会、講座、イベントの四つの形式で展開。市民が持ち寄ったテーマを自分たちの力で学んでいく市民手作りの大学。受講生のほか、企画案も募集している。問い合わせは、NPO法人山口まちづくりセンター内の同実行委員会事務局(TEL083-934-3515)へ。
やまぐち街なか大学は、まち全体をキャンパスとして大学とまちとが相互に交流し、共に生活し、共に学び、共に創造できる地域づくりを目指して01年に設立。運営する街なか大学実行委員会(嶋田日出夫実行委員長)には、市、大学・専門学校、山口商工会議所、市民活動団体や市民、学生らが参加している。
コンセプトの「IDOM」(いつでも、だれでも、おおいに、学べる)は、廣中平祐氏が山口大学の学長時代に発表したエッセイの中の言葉。このエッセイが縁で、02年4月に街なか大学学長への就任が実現した。
以来、毎年講演を行っているが、今回は特に演題を設けず、市民と直接語り合う「語る会」を初開催する。参加者の質問に廣中氏自身が次々に答える対話形式で、予想外のスリリングなやりとりも期待される。
定員は100人程度で、同大学の受講生以外でも参加できる。参加費は飲み物・軽食付で千円。大学生以下は無料。参加希望者は、31日(月)までに同事務局へ。
今年度の同大学はゼミ、研究会、講座、イベントの四つの形式で展開する。まず、まちが抱える課題解決に具体的に取り組むゼミは、「解説付エコツアー」「里山について考える」「まちの未来・イメージ工房」の3テーマ。一つのテーマについて話し合う研究会は「『快適!ひとり暮らし指南ブック』作成プロジェクト」「地域通貨研究会」「和辻哲郎『倫理学』を読む」の3グループが決まっている。また、講座は「フランス文学と異文化Ⅱ」「お墓講座」「食を考えるI」「連続講座『時間学』」「現代ストレス講座」の五つを開講。イベントでは、CDコンサートなどを行う「まちの音楽室」が予定されている。
また実行委員会では、後期の企画案を七月末まで募集中。寄せられた案をもとに、九月初旬に企画を決定。11月から後期がスタートする予定。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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