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2004年05月29日

初夏の貴重な生き物たち

初夏の貴重な生き物たち

 春から夏にかけては、一年中で最も生き物の活動が盛んなとき。自然豊かな山口県央部では、ゲンジボタルをはじめ様々な生き物に出会うことができる。そこで、この時期限定の珍しい生き物などを一挙に紹介。貴重な光景を探しに、ちょっと出かけてみてはいかがだろうか。

鋳銭司地区の宝 ベッコウトンボ
 体が黄かっ色で羽に特徴的な斑紋があり、4月中旬から6月下旬にかけて姿を現す。「種の保存法」で「国内希少野生動植物種」に指定されている貴重なトンボで、調査であっても捕獲は禁止。毎年千数百匹が確認される全国有数の発生地、鋳銭司の流通団地調整池では、地元有志でつくる「鋳銭司ベッコウトンボの会」が熱心に保全活動を行っている。さらに6月になると、世界最小型種の一つとして知られるハッチョウトンボ、真っ黄色なキイトトンボ、真っ赤なアカイトトンボと、珍しい種類が次々に出現。この池は「トンボの宝庫」でもある。

春にセミが鳴く!? ハルゼミ
 セミと言えば、照りつける太陽の下でにぎやかに鳴く「真夏の昆虫」というイメージが強いが、すでに鳴きはじめているセミが身近にいることをご存じだろうか。日本全国の松林に生息するハルゼミは、4月中旬から6月中旬にかけて晴天の昼間に「ギィーギィー」と断続的に鳴く。姿が目に付きにくく、鳥やカエルの鳴き声と勘違いされやすいが、よく聞けばやはりセミの声。市内では亀山公園などに多く、夏のセミが登場するまでに姿を消してしまう。

泡から子がポトリ モリアオガエル
 澄んだ水辺の上の枝に、白い泡状の卵塊を生むことで有名なモリアオガエル。産卵期は5月から6月で、約1週間ほどでオタマジャクシになると、ポチャンと真下の水面に落ちていく。山口県は生息地の南限で、市内では常栄寺や荒谷ダムなどでその姿を見ることができる。毎年100個以上の卵塊が確認されている常栄寺中庭のモリアオガエルは、01年3月に県の天然記念物に指定された。

美声を耳にホタル鑑賞 カジカガエル
 4月から8月の繁殖期、夜になると「フィーフィーフィフィ…」とカエルらしからぬ美しい声で鳴く、この時期の風物詩。県の準絶滅危惧種に指定されているが、仁保上郷地区には今でも、カジカガエルが多くいる。仁保川にはホタルも多く、6月4日に夢の椀プール周辺で行われるホタル祭りでは、ホタルの舞を見ながらカジカガエルの声を堪能できるかもしれない。地区の人の話では、口笛を吹くとすぐに反応して鳴き始めるとのこと。お試しあれ。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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